高校生の頃に好きだった漫画があって、それは今でも捨てずに取ってあって、だけどなかなか売れない作家なのでいつのまにか新作も出なくなってはやウン年、調べてみると細々と描き続けてはいるようだけど、もうほとんど漫画家と実家の和菓子屋の手伝いの二足のわらじ生活になってしまっているようで、ほんとに密かにさみしく感じていた今日この頃。


それとは全く別に、去年あたりに何気なく手に取った「四コマ漫画と軽妙なエッセイを組み合わせ、肩の凝らない語り口でギョーカイの笑えないハナシをつづる読み捨て文庫本」、同じギョーカイの末席に連なる身として、読み捨てにするにはちょっとなぁ程度ではあるけど何となく気にしていた某作家。


前者はいつのまにか「ペット漫画」を描くようになっており、後者は「育児に励むパパ(自分)」をネタに漫画を描くようになっていた。好きだった、あるいは気になっていた作家の今の姿としては最も知りたくなかったパターンで、大して熱心なファンとも言えない自分は棚に上げつつも、かなりダメージを受けていることを認めざるを得ない、身勝手な私。あぁ今夜の酒は氷のように胸に沈むよ、とほほのほ〜。