ありえないことをやってのけた妹が部屋を走り回っている姿を、生真面目な兄たちはどんな顔で見つめていたんだろう。呆然と、あるいは驚嘆のまなざしで、もしくはただ仰天して眺めてたりしたのかな。自分でもチャレンジしてみようとは思わなかったんだろうか。いやそんなこと覚えてもらっちゃ困るんだけど。


ナイトは「りんちゃん、ボクも出して!遊びたいよー!トイレ行きたいよー!!」とか言ってそうだけど、こまは「ゴルァ長い犬め、ハウスにいなきゃいけないんだぞ、目障りなんだよ!!」とか怒ってそう。それをどこ吹く風で聞き流し、上機嫌で闊歩する鈴蘭。あぁほんとに目に浮かぶようだ。何だか見てみたくなってきたじゃないか。ライブカメラ仕掛けておこうかなぁ。


そういやハンディビデオカメラを買った時、留守番中の犬たちの様子を1時間だけ撮影してみたことがある。被写体たち(こまとナイト)はクレートに体を半分突っ込んで、時々寝返りをうったり水を飲んだり伸びをしたり、ケージの中を2,3歩歩いてみたりしながらも、基本的にずっと寝てすごしていた。ほとんど動きのない映像だったけれど、犬たちの秘密の生活を覗き見しているようで妙に楽しく、最後まで早送りしないで眺めてしまったもんだった。


うん、何だかやってみたくなったぞ。ホントにWebカメラ買ってきて、好きなときに携帯から様子を眺められるようにしてみようかなぁ。