今年は夫にコートをプレゼントしたかった。レザーで、ダウンが入っていて、色は黒、腰が隠れる位の長さ。何年か前に郡山の丸井で試着したヤツがあんまりにも似合っていたからって、それと同じのを北国へ旅立つ夫にプレゼントしたかったんである。


ところがそれから数年後の今、同じようなものを買おうと思っても見つからない*1。かなりあちこち見てまわったんだけどさっぱりである。仕方がないので夫を無理やり「大きなサイズの紳士服専門店」に連れて行くことにした。


「この店に入ることを屈辱であると考えていた」という夫であるが、さすがの品揃えはやはり圧巻であった。スーツから下着まで、フォーマルからインフォーマルまで抜かりない。ただしお値段はベラボウである。くそぅ、足元見やがって。


お目当てのデザインのコートはなかったが、別に夫が気に入るものがあったのでそれを買うことにした。とりあえず目的は達成できたのでよかったが、「デブである事を認めたくないから入れない店」というよりも、「経済的事情により入れない店」であったとは。要するにアレか、デブは服すら思うように探せないし、仮に見つかっても買えやしないだろう、って言いたいのか、コラ。

*1:仮にデザインで一致するものがあってもスケールアップした夫にフィットするものがあるかどうかは不明。