創生の森リポート2/2 後編

翌朝、全面の窓から見える日の出。

犬たちもとっとと表に出たくて仕方ない様子。霜で一面真っ白の中、朝一ドッグランでひとっ走りである。

霜化粧。

霜の上だろうがお構いなし!ブレイクダンス

この木、冷た〜い!


霜が解けた頃にチェックアウト。カフェでコーヒーを頂きながら、宿泊した結果のアンケート(モニターだから)を答えたりした。


施設の方によると、メインの建物があるエリアはほんの一部で、敷地全体は何と15万坪もあるらしい。…って言われてもさっぱり判らないが、メインで通した道路だけでも3キロくらいはあるんだそうだ。山一つじゃきかない位に大きいんだって。ひゃー!


そして、ず〜っと奥のほうに行くと湧き水が流れていて、その岸に沿ってクレソンを植えたとのこと。ほかにも山葵を植えたり岩魚を養殖してたりもしてるし、熊にやられて全滅した栗林*1のこととか無数の散策路のこととか、尽きることなく聞かせてくださった。自分でも行ってみたいと思い、場所を聞いてみたら何と奥地まで車で案内してくださるとのこと。やったー!


途中は大変な悪路のため撮影は不可能。また、車で連れて行ってくださったが普通の車じゃ絶対にムリなので、行こうと思った方はご注意ください。あと、熊避けの鈴は絶対必要だと思われる。それとムリをしないこと。さらに、施設の方に断ってから行くべきかと。まさかとは思うけど遭難したらどうしようもないし。


で、たどり着いたクレソンの流れ。

自然のままの流れ。
ほんの小さな湧き水の流れに沿って、ぽちぽちと可愛らしいクレソンが植えられている。これから増えていったらさらに距離を伸ばして増やしていく予定とのこと。一つまみ食べてみたけど、やさしい香りでこれまた美味しかった。

この池も掃除をして、色々と植える計画とのこと。
苔に覆われた木や岩が静かに佇んでいて、思わず息をひそめたくなるような雰囲気。奥入瀬渓流と並ぶ景観じゃないかと思う位。

また別の河原には流れの中で立ち枯れた木があった。

上高地にこんな風景なかったっけ。
メインの建物群がほんの一部だ、ということがよく判った。今年はもう雪が降るから、もやしっ子の私達にはムリだろうけど、来年絶対に歩いてみよう。


そして飽きもせず、またしても犬たちを放す。犬たちも相変わらず大はしゃぎ。

犬たちはこの絶壁を駆け上る。人間はひいひいぜいぜい。

満足するまでブレイクダンスを披露して得意げなこま。

ヘンな動物に変身して追いかけっこ。

探検にも余念がない。


存分に秋を満喫し、至福の表情の犬たち。この表情をまた見たいがために、毎週のようにドッグランにでかけるのを止められないのである。

*1:熊は栗の木の枝をばきばきとへし折り、実を集めて、木の下で皮を剥きながら食べるんだって。問題の林を見せていただいたけど、見事に枝がへし折られていた。まさに全滅状態。