野鳥とか車とかを撮りはじめると、絶対にすんごい望遠レンズが欲しくなるだろうな、とは思っていたけれど、案の定レース会場には途方もなく長いレンズを担いだ猛者があっちにもこっちにも。

私も負けじと愛用のズームレンズを精一杯伸ばしてはみるが、ハナっから勝負にならない。なんせ敵さんはレンズだけでなくカメラ本体だけでも50万はくだらないと思われるヤツを軒並み2つはぶら下げて歩いてるんだもん。「望遠と広角、いちいちレンズを交換しないですむようにしてるんだねぇ」と夫がしゃべってるのをききながら「心配しなくても、そこまでのめりこむ事はないと思うよ(多分)」とココロの中で呟いた。


見上げた空は真鍮のように輝き、たちまちのうちに目を焼かれてうつむくしかなかった日曜日の午後。つまんない心配をかけてごめんねぇ、と小声で付け加えたのでありました。