鈴蘭を迎えて4日目。早くもナイトと鈴蘭は仲良し兄妹の契りを結んだ様子である。


私がPCをいじっている時、食事をとっている時、足元をピュッと黒い影が走り抜けると思うと、それはナイト&鈴蘭コンビ。一瞬後には逆方向にまたしても黒い影が走り去る。そして部屋の隅でナイトが嬉しげに唸る声。


当初、新入りになじめずに苦労するのはナイトの方だろうと思っていたけれど、とんでもない。びっくりするほどに鈴蘭の面倒を見てくれる。自分がお腹を出して鈴蘭を誘ってくれる、ヒゲを引っ張られても怒らない、そして存分の取っ組み合い。だけど、鈴蘭が調子に乗りすぎると絶妙のタイミングで教育的指導を繰り出す。一体どこでそんなワザを身につけたんだ。


鈴蘭もすっかりナイトに懐いている様子。ナイトが歩く後をちょろちょろとついてまわり、ナイトの仕草を真似てみたり、その信頼のあつさは頼もしいと言えばいいのやら信じがたいと言うべきなのか。


鈴蘭が予想以上に手がかからない仔であったカンゲキよりも、ナイト君がこれほどまでに頼もしい兄ちゃんだったということの方が衝撃的だった。いつまでも童顔なこともあっていつまでも成長しないヤツだと思っていたけれど、私が思うよりもずっとずっと、ナイト君はしっかりと成長していてくれたようだ。ホントにありがとう、ナイト君。