鈴蘭が来たことにより、兄たちにも動揺が走った様子だが、一番かわいそうなのは今のところこまである。最も寛げる場所である我が家に「よその子」が居座っている上に、脇の下におできをこしらえてしまうという不幸が重なったんである。


2週間程前、やけにこまが脇の下を気にして舐めているなぁと思って調べてみたら、小さなニキビにようなものが出来ていた。数日経つ頃には気にしなくなっていたので、自然に治ったのかと思っていたんだけど、5日ほど前からまたしきりにそこを舐めるようになってしまい、結局広範囲を舐め崩してヒドイことになってしまった。そして鈴蘭を迎えた翌日病院に連れて行き、そこで薬を処方されただけじゃなくエリザベスカラーまで処方されてくるというハメに陥ってしまったんである。これがこまの犬生初のエリザベスカラー。かわいそうだけど、舐めるのをやめられないんじゃカラーを我慢してもらうしかない。

脇の下が広範囲に赤くなっている。
ナイトはこれまで2回カラー生活を送っているが、何の不便も不満も感じていなかったように見えた。それに対してこまは絶対に凹みまくるだろうと思っていたんだけれど、これが思ったほどではない。ま、嫌がってるのは確かなんだけど、文句を言ってもどうにもならんという事をよく心得ているようで、諦め半分ふて腐れ半分で現状を受け入れようとしているように見える。

どうせ取ってくれないんでしょ。


こまちゃん、そんな眼でプイってされると辛いんだけどね、あと3日だけ我慢してちょうだい。そんなカラー着けてちゃ鈴蘭に威張ってみせるのも容易じゃないってことはよく判るんだけどね、これ以上悪くなったらもっともっと大変な目にあうんだからね。お願いだから聞き分けておくれ。