てな訳で今日はわたくしの記念すべき35歳の誕生日。成人病検診の対象となった日に乾杯。介護保険の2号まであと5年。


この目出度い日の夕餉に相応しい膳は何か。検討に検討を重ねた結果、手軽でウマくて手がかからない丼ものとすることに決定。具はマグロのタタキ、いくらのしょうゆ漬け、それに最近の朝食の友、「めんたいこスパゲティのもと」である。

ウニっぽく見えるところがめんたいこスパのもと部分。おぉ、うまそうだ。
いくら、たたき、めんたいこスパのもと、いずれもパックからそのまま白米の上に乗せた(搾り出した)だけ、しかもご飯は「サトウのごはん」つまりレトルト。当然のりだってハサミで細かく切るなんて面倒なことはしない。とてもじゃないがまっとうな女が作ったとは思えない、粗暴極まりない食事である。


でも、60グラム480円のいくらと100グラム480円のまぐろはさすがにうまかった。「麒麟一番絞り無濾過」の小瓶を飲みながら「そういやケーキ買ってこなかったな」「ま、いいか、甘いの好きじゃなくなったしさ」「どうせならめんたいこもマトモなの買ってくればよかったな」「そうすると1膳1500円以上の贅沢丼だったな」「さすがにそれはどうかと思うよな」などと犬たちに話しかけて過ごすのも悪くないけど、来年は一緒に飲んだくれる夫が帰っている事を願って乾杯。