こまを我が家に迎えた当初かかりつけに決めていた病院は、ペットショップから紹介された、山の上にある病院だった。今時の歯科医院のような可愛らしい外観で、先生も親切だったし特に不満はなかったけれど、その後ナイトを迎えた時に、それまでナイトがブリーダーさんの所でかかりつけにしていたW病院を、我が家でもかかりつけ病院にすることにした。


W病院は診療時間が午前5時までで、仕事が遅くなってからでも受診できること、夜中に犬たちが体調を崩した場合でも普段診療していただいている病院で診ていただける確率が高いこと、がその理由である。しかも深夜であっても昼間とそれほど値段が変わらないような気がする(多少は上がってんだろうけど)。


診療時間が長いので当然先生は複数いる。が、21時を過ぎた頃はほとんどの場合T院長が夜勤されているので、是非T院長に診ていただきたいと思っている且つ帰宅が遅い私には尚のこと好都合である。


今回、4月の忙しい時期にナイトの負傷が重なってみて、この選択が正しかったことをしみじみ実感した。いつもの病院でいつもの先生に(ほぼ)いつでも診ていただけるというのは、人間の病院にだってあんまりない事じゃなかろうか。


ついでに言えば、このW病院が診療を行っていない4時間ほどの間に緊急のことがあった場合は、市内の獣医師が交代で診察をする夜間救急病院に駆け込むことができる。ペットを愛する人にとって、24時間体制での医療体制が整っている街に住んでいるということは、これまた本当に嬉しく、恵まれていると感じることではないだろうか。札幌に永住したいと考えている私だけど、札幌にこのようなペットのための医療体制が整っていなかったとしたら、移住するのをためらうかもしれないな。