犬たちのフード、ここしばらくの遍歴を経て、ようやく吉岡油糧のフードをしばらく続けてみることに決めた。


ウチではずっと前から被毛にとてもいいというアボダームをあげていた。犬たちの食いつきは確かに最初はよくないが、全員慣れて文句も言わずに食べてくれていたし、特に不満は持っていなかった。それを変える決心をしたのは、何気なく計ったナイトの体脂肪率が仰天の35%だったことにある。


こまもナイトも、ダイエットを1年以上続けて体重は適正と思われる所まで落ちた。それにもかかわらず体脂肪率がどちらも肥満気味エリアにかかっているというのは何たること。完全なるメタボ犬じゃないか。そういやアボダームには「体質によっては太る仔もいる」というウワサもある。もしかしてウチの犬たちはそのパターンにハマってしまったのだろうか。だからといってこれ以上フードの量を減らすと必要な栄養まで摂れなくなってしまう恐れがある。うーん。ちょっとここらでフードを変えてみるか。


そう思ってプレミアムフードといわれるものを一通り試してみた。どのフードに変えても、犬たちはお腹を壊すこともなく特に嫌がることもなく食べてくれた。その中で吉岡油糧のものに決定した理由はというと、原料の肉についての評判と、フードの香りである。


肉については「人間が食べるものと同じものを使用している」というんだから、これ以上のチョイスはないだろう(それ自体が虚偽であったらどうしようもないが、それを言い出すときりがない)。そしてなんといっても素晴らしかったのが、パッケージを開ける度に立ち上る、こうばしい香り。油っぽくない、乾いた小麦のような、人間にとってもなじみのある香り*1。いわゆるドッグフード臭さのようなものは全く感じなかった。


自分が食べるものではないんだから、自分で「美味しそう」と思った香りが犬にとっても望ましいフードであることの証拠にはならないんだけど、他のフードにはなかったこの香りが結局決め手となった。


吉岡油糧のフードは、「ハンパなくお腹を壊す仔がいる」という評判もあるようだけど、幸いな事に我が家の3頭はみんな普通に快便を保っている。さて、これで脱メタボ犬なるか。半年後が楽しみだ。

*1:試しに何粒か食べてみたが、普通に美味しい。つまみとしてもいけるかもしれない。