鈴蘭とナイトの激闘は激しさを増す一方。可哀想にナイトはだいぶお疲れの様子だ。


あんまりにもプロレスが激しくなりすぎた時にはしばらくの間鈴蘭を抱っこするようにしてるんだけど、そうすると待ってましたとばかりにこまがナイトに飛び掛っていく。今まではこまのほうから闘いを仕掛けることはあまりなかったんだけど、弟妹たちが自分そっちのけで遊んでいるのをただ眺めているだけというのは面白くないんだろう。その上、プロレスをしたいだけじゃなくてナイトにマウンティングをしかけるのも目的の様子。これも今までになかった事である。


さっき、抱っこしていた鈴蘭の口から何かがはみ出ていると思ったら、かなり大きなかたまりになったナイトの毛だった。きっとプロレスにかこつけて口ひげあたりを引っこ抜いたんだろう。兄には乗られ妹には毛をむしられ、何と気の毒な次男である事か。


ナイトは今、これを更新している私の膝(安全地帯)の上で、ぼんやりと宙を見つめている。人気者は辛いね。めげるなよ、ナイト君。