お盆明けから風邪を引いていたのが大分良くなってきたが、先週は鼻水の噴出が止まらずに往生した。ティッシュペーパーの買い置きがなく、トイレットペーパーで鼻をかんでいたせいで、鼻の頭をずるむけにしてしまったし。一旦鼻をヒリヒリにしてしまうと、ポケットティッシュや普通のティッシュでも痛くて使えない。なので、とっても肌触りの優しい、お高めの「ロー○ョンティシュー」を買ってきて、さらに鼻をかむ時にいちいち軟膏を塗ってしのいでいた。


このティッシュはベッドのそばに置いていたんだけど、ふと気づくと犬たちが妙に静かにその箱の周りを囲んでいた。一体何をやってるんだ、どうせイタズラだろう、よりによって高めのティッシュで、だけど今までティッシュをおもちゃにしたことはなかったんだけどな、と思ってのぞいて見たら、3頭揃ってティッシュをもぐもぐ喰っているところだった。何が起きたんだと仰天する間もなく、ちらっと私に眼をやったこまが一瞬しっぽを振って、ためらいなくピーッと新たなティッシュを引き出した。


当然すぐにやめさせたけど、しっとり感すら感じられる滑らかなティッシュは犬の味覚に訴えかける何かを有していたという事なんだろうか。要するに、何だか美味しそうで、食べてみたら美味しかったって事なんだろうけれど、トレペを含む他のティッシュじゃなくて今のところ「○ーションティシュー」限定の現象ってのが妙な説得力を感じさせるじゃないか。私もちょびっとだけ食べてみようかな、なんて一瞬血迷ってしまったよ。


その夜寝る段になって、ナイトに「そろそろ寝よっか」と声をかけたら、奴は身を翻してティッシュを抜き取りに走り、「今夜のおやつ」を1枚くわえてハウスに駆け込んでいった(もちろん即刻回収したけど)。明け方に手のひらいっぱいのティッシュゲロを吐き、その後何回かは白いウ○コ。考えてみればトイレに流せない位だもの、簡単に消化できる訳もない。詰まらずに出てきてくれてホッとしたが、犬たちのためにも早く風邪を治さないといけないなぁと真剣に考えた。その後ティッシュを犬の口が届かない場所に移動させたのは言うまでもない。