オビの競技会で「特別犬の部*1」にしかエントリーできないこまと違って、ナイトはCDX*2にだってその気になればエントリーできる。できるけど、そう、エントリーするのは勝手だけど、当然ながら課目をこなせるかどうかはまったく別。しかもCDXは確か30課目もある。人間も犬も覚えるのに一苦労だ。


CDXは夢のまた夢というか冗談だとしても、無理なく身につけられるように日常生活の中に少しずつ課目に相当する動作を取り入れるようにしている。無理やり覚えさせると人も犬も消耗するし、「気楽にいいとこ取り」が基本なのであまり眼の色変えて訓練する根性もないし。


そんな風にしていつのまにか会得したものが「ハウス*3」とナイトの「抱っこ」である。普段の遊びに取り入れるようにしていたら、いつのまにか上手になっていた。今は他にも自由課目の「吠えろ*4」とCDⅢ以上の規定課目の「物品持来*5」をぽちぽちやっている。ま、これらはまだまだ完成にはほど遠い。今の調子で練習していって、2年位はかかるんじゃないかなぁという鈍行列車。


CDXの課目には他に「速歩行進中の停座*6」とか「遠隔・停座から立止*7」とかの難しい課目がある。これらは今のこまナイトには到底できない芸当。だけど、まぁ、何というか、「こんな風に練習すればできるようになるかな?」といった、おおよその方向性は何となく感じられる。「常歩行進中の停座」の練習をみっちりやって確実なものにして、脚側行進*8もきっちりできるようになれば…みたいな。


だけど「前進*9」、こればっかりはどうすればいいのか、全くもって皆目見当がつかない。それ以外の課目は、出来不出来はともかくとしてもとりあえず「形だけはそれらしく」程度にはできそうな気がするんだけど。CDXエントリーは「前進」の会得いかんにかかっていると言えそうだ。


うん、大きく出すぎたね。ホラ話も壮大すぎるとひんしゅくを買うばっかりだぜ>私

*1:血統書のない犬がエントリーするクラス。CDⅡに相当。

*2:オビで一番課目が多いクラス。

*3:10メートル先に設置したハウスに入れる。

*4:きっちり3声連続で吠えさせる。

*5:ダンベルなどを10メートル先に投げ、それを犬に持ってこさせる。途中でカミカミしたり端っこを咥えたりするのは良くない。

*6:駆け足の人間と犬が並走し、途中で犬だけ座り人は走り去る。

*7:10メートル離れたところから、座った犬を立たせる。

*8:人の左側に犬がぴったり寄り添って歩く。オビの基本。

*9:人が立ったまま、犬だけを10メートル前進させる。