草むらに顔をつっこんで遊んでいたナイトが戻ってきたぞと思うと、鼻の先にぽっちが付いていた。枯れた草の実か何かかなぁと思って払い落とそうとしたが、しっかりとへばりついていて取れない。よーく見ると、どっわーーーー!!!

ちっちゃーい。
ダニじゃないかぁぁぁぁ!!


うわわわわ、ダニってダニってヤバイんじゃないの?痒くなったりホクロみたいに残っちゃうんじゃないの?えーん、ちゃんとフロントラインだってやってるのに、何でだよー!いやそれよりも早く撮らないと。じゃなくて取らないと。ピンセットだっけ?アルコール攻めにするんだっけ?確か頭を残しちゃいけないんだよね?おろおろおろ、どうしよう。


ひたすら焦ってドッグランのスタッフの方に泣きついたが、そのスタッフのTちゃんはしごく冷静に流れるごとく素早い動作で瞬きする間に「ピッ」と取ってくれた。そしておもむろにハイターをキャップに注ぎ、そこにダニを泳がせる。「こうするとそのうち解けてなくなるんですよ」とのこと。それに若くて健康なナイトの場合、ダニに喰われたからといって格別どうなるということもない、と教えてくれた。


フロントラインも万能じゃないんだなぁ。「ちゃんと毎月つけてるからおっけーだもんねー」という訳にはいかないようだ。これからは外で遊んだ後はもう少し気をつけないと。それにしても、冷静にダニ退治してくれたTちゃん、ありがとう。