スイッチいろいろ。

その1:こまの場合…「ごはんにしよっか」と声をかけると、おしっこをしに行く
理由:人間が不在の時、犬たちはケージで留守番をしている。ケージの中にトイレはないので*1、人間が帰ってきてケージから出してもらったときは勿論おしっこに行きたいはずである。だけどここが嬉しいところなんだけど、こまはトイレに行くよりも私と遊びたい気持ちのほうが強いらしく、ケージから飛び出すとまずは玩具を私に投げつけ「遊んで!投げて!」攻撃に終始する。ひとしきり遊んだ後に、「じゃ、そろそろゴハンにしよっか」と声をかけて食餌の準備を始めると、そこでようやく我慢していたおしっこをしに行く。これがいつのまにか習慣となり、特にトイレに行きたくないような時でも「ごはんにしよっか」のスイッチを入れると、とりあえずトイレに行く、という反応を返すようになったんである。


その2:ナイトの場合…「そうだ、こま」とか「よーし、こま」と声をかけると、こまの口を調べに行く
理由:このキーワードは、こまにとっては「素敵な玩具が出てくるぞ!」という合図である。なので、このコトバをかけるとこまは顔をはっとあげて真っ直ぐ私を見つめ、「新しいおもちゃ?かにさん?もしかしておやつ?くれるの?くれるの???」と神経を私に一極集中させる。そうすると当然、直前まで夢中で玩具で遊んでいたとしてもそれを咥えている口元はスキだらけなり、ナイトにとっては「兄ちゃんが触らせてくれなかった素敵なモノ」をもぎ取るチャンス!という訳だ。そして「よーし、こま」スイッチを入れると、こまが何をくわえていようが(あるいはくわえていまいが)、ナイトが兄ちゃんの口の中を調べに突撃するようになったんである。


その3:夫の場合…「原価」をキーワードにした話を振ると、簡単にヒートアップする
理由:「人材」を商品とする業界で長く働いている夫は、その「人材(商品)」から「クライアントからはこれだけ貰っているんだろうに、何で我々の手元にはこれしか払ってくれないのか」といった苦情を受けることが多いらしい。会社だって成長する為には儲けなきゃならないんだし、退職金だって積み立てなきゃならないんだし、目に見えないところで会社が人材にかけているコストだってあるんだし、といったことをいくら説明したところで納得させるのは容易ではないらしい。そういうことを申し立ててくる人の中には、「給料泥棒」「ごくつぶし」と言うに相応しい人もかなりいるようで、これがまた夫の怒りに燃料を投下する効果をもたらすらしい。一体お前は自分の原価がどの程度なのか判ってんのか、そんな思いが文字通り夫の「逆鱗」となったようで、普段おっとりして見える夫だけど、この手の話題を振ると一瞬で沸騰することも珍しくない。


その4:私の場合…???
色々考えたんだけど、自分じゃ判らない。無くて七癖というから何かはあると思うんだけどな〜。

*1:シーツを入れてやったこともあるが、自分の寝床でトイレをするのはイヤらしく、そこでおしっこしていたためしがないので今は入れていない。