遠征明けはカラダがぎしぎしいうなぁ、とぼやきながらたまった懸案を整理し、昨日帰宅したのは22時。よろよろと玄関を開けた途端、ぷーんと鼻をついたのはあの香りだった。あぁ…。


げんなりしながら明かりを点け、犬たちの様子をうかがったが、案に相違してこまもナイトもまみれておらず、普通に喜んでぴょんぴょん跳ねているだけである。ケージの中も汚れている様子はない。


おかしいなぁ、でも確かにものすごく匂うんだよなぁ。でも犬本体もキレイだし、クレートの中も毛布の中も普通で、物的証拠が全く見当たらない。もしかして喰っちまったんだろうか?それにしてはキツすぎる香りだし、いったいどういう事なんだ???もしかして私の気のせいか?


そう思ったらありました。ナイトのクレートの真下に、固めのヤツからゆるゆるのヤツまで驚くほどのてんこ盛り。多分具合が悪くてどうしても我慢できなかったんだろう、わざわざクレートを移動させてから存分にひりだし、またクレートをもとの位置に戻したらしい。


何て賢いんだ。いや賢いかどうかは判らないが、でも、疲れて帰宅した後に犬を洗濯する羽目にならずに済んだんだから、やっぱりありがたい心遣いといわねばならんのだろうな。